レギュラーシーズン最終戦

• レギュラーシーズン82試合目、最終戦は日曜日の午後、カセヤ・センターでワシントン・ウィザーズ（18勝64敗）に119対118で敗れ、終了した。
• ヒートはレギュラーシーズンを37勝45敗という成績で終えた。これは2014-15シーズンを37勝45敗で終えて以来、ヒートにとって最悪のレギュラーシーズン成績であり、パット・ライリーがチームに在籍した30シーズンで、ヒートがレギュラーシーズンを負け越したのはわずか6度目となる。
• ヒートはレギュラーシーズン最終日を迎え、既にイースタンカンファレンス10位につけており、水曜日のプレーイントーナメントでブルズと対戦する予定である為、日曜日の試合でローテーションメンバーの大半を休ませた。

1. バム・アデバヨ（休養）
2. タイラー・ヒーロー（休養）
3. アンドリュー・ウィギンス（右ハムストリング腱炎）
4. アレック・バークス（腰痛）
5. ペレ・ラーソン（右足首捻挫）
6. ケビン・ラブ（個人的な理由）
7. ニコラ・ヨヴィッチ（右手骨折）
8. ドルー・スミス（左アキレス腱手術）
9. アイザイア・スティーブンス（右足痛）

• 一方、ウィザーズも今年のドラフトでNBAワースト3位に入る成績で、ドラフト上位指名ロッタリーのオッズで既に上位が確定していた為、日曜日の試合ではほとんどプレーする理由がなかった。レギュラーシーズン最終戦ではわずか7人の選手しか出場しなかった。

試合の結末

• 第4クォーターの7点差を覆して11-1のランで試合終了8.5秒前に4点のリードを奪ったものの、劇的な形で敗れた。
• ウィザーズのフォワード、ジャスティン・シャンパニエが残り5秒で3ポイントシュートを決め、点差を1点に縮めたところで、ヒートは痛恨のバックコートバイオレーションを犯し、ターンオーバーを喫した。
• そしてワシントンは、試合終了ブザーが鳴る直前、バブ・キャリントンのフローターシュートで奇跡の逆転劇を成し遂げた。
• 結果、ヒートはNBA最多となる21回の第4クォーターでのリードの喪失でレギュラーシーズンを終えた。

ハイメ・ハケス・ジュニア、キャリアハイの41得点

• ハケスは、過去9試合で4回のDNP-CD（コーチの判断で出場しなかった）を受けていたが、レギュラーシーズン最終戦ではフィールドゴール25本中17本成功、スリーポイントシュート6本中2本成功、フリースロー7本中5本成功でキャリアハイの41得点を記録し、さらにリバウンド10個とアシスト7個を記録した。
• ハケスは昨シーズン、ヒート史上7人目のオールルーキー・ファーストチームに選出されたが、NBA2年目のシーズンは残念な結果に終わった。しかし、ハケスは日曜日にレギュラーシーズンを好調な形で終えた。
• キャリアハイを記録したハケスは『いい気分だったよ。とにかくプレーできて嬉しい。素晴らしいメンバーが揃って、勝利を目指して競い合っていた。最後はうまくいかなかったけど、またプレーできて嬉しいよ』と語った。

2025年NBAドラフト1巡目指名権の行方

ヒートがプレーオフ出場を逃した場合

5月12日のNBAドラフト・ロッタリーに第11シードでエントリーすることになる。この場合、トップ指名権を獲得できる可能性は2％、来月のドラフト・ロッタリーでトップ4指名権を獲得できる可能性は9.4％となっている。

プレイインゲーム2試合に勝利し、プレーオフに進出した場合

ヒートはロッタリーの対象にはならず、今年のドラフト1巡目指名権はオクラホマシティ・サンダーに渡ることになる。これはマイアミがバトラー獲得のために2019年に初めてトレードで放出したロッタリー保護対象の指名権となる。

2月のバトラーとのトレードで獲得したゴールデンステート・ウォリアーズのドラフト1巡目指名権

11位から30位の間であれば、ヒートはゴールデンステートのドラフト1巡目指名権を獲得することになる。ウォリアーズはレギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス7位で終え、プレーオフ出場権を得るにはプレーイン・トーナメントで勝利する必要がある。

ウォリアーズが今年のドラフト1巡目指名権を維持できる唯一のチャンスは、プレーイン・トーナメントで敗退した後、ロッタリーで高い確率を克服してトップ4指名権を獲得することとなる。

ゴールデンステート・ウォリアーズがプレイイン・トーナメントでプレーオフに進出した場合、ヒートは今年のドラフトでウォリアーズから全体18位、19位、または20位の指名権を獲得することにななる。ウォリアーズ、メンフィス・グリズリーズ、ミルウォーキー・バックスはいずれもレギュラーシーズンを48勝34敗で終えており、今後数日中に行われる抽選で、どのチームが18位、19位、20位指名権を獲得するかが決定されます。

ウォリアーズが今週のプレイインゲームで2敗し、プレーオフ出場を逃した場合、彼らのドラフト1巡目指名権は14位に上がり、ヒートに送られる。しかし、ウォリアーズはロッタリーで上位4位以内の指名権を獲得すれば、ドラフト1巡目指名権を保持することになる。

舞台はプレーインゲームへ

• イースト10位のヒートにとって、カンファレンス第8シードとしてプレーオフに出場し、第1シードのクリーブランド・キャバリアーズとの第1ラウンドの対戦権を獲得するには、アウェーでのプレーインゲーム2連勝が必要となる。
• イースタン地区のプレイイン・シードは第7位オーランド・マジック、第8位アトランタ・ホークス、第9位ブルズ、第10位ヒートとなっている。

イースタン・カンファレンスのプレーインゲーム、7位マジックと8位ホークスの対戦は、火曜日の午後7時30分からオーランドで行われる。この試合の勝者はカンファレンス7番目のプレイオフシードを獲得し、プレーオフ1回戦で2位のボストン・セルティックスと対戦。

イースタン地区のプレーインゲーム、9位ブルズと10位ヒートの対戦は、水曜日の午後7時30分にシカゴで行われる。この試合の敗者はプレーオフ出場権を失う。

イーストのプレイーンゲームは、マジック対ホークス戦の敗者とブルズ対ヒート戦の勝者の間で行われ、金曜日にオーランドまたはアトランタで行われる。この試合の勝者はカンファレンス8位のプレーオフシードとなり、プレーオフ1回戦で第1シードのキャバリアーズと対戦します。

• 今シーズンのプレーオフ進出を果たすには、ヒートには他のどのチームも成し遂げていない偉業を成し遂げる必要がある。2020-21シーズンに現在のプレーイン方式が導入されて以来、両カンファレンスの10位チームがプレーイントーナメントを突破した例はない。