お騒がせ男、ジミー・バトラーのトレード騒動が終結
ひと月程NBA界隈を騒がせに騒がせたジミーのトレード要求騒動に決着がつきました。
ジミー・バトラーのファンってのはいい意味でも悪い意味でも本当に退屈しません。もっと穏やかに応援させてくれよ。でもコート内外で嵐を起こし続けるのがジミー。こんなのもう慣れっこです。でもこんなにチームの色を、カルチャーを体現してたし、本人も満足してたしさすがにマイアミで引退すると思ってました。副業の『BIG FACE COFFEE』初店舗はマイアミ・デザイン地区。夢の初店舗をマイアミで…。ここで引退すると思うじゃない?
でもこんな凡人の考えの斜め上をいくのがジミーです。なんか理由はハッキリしてたけど、もう散々Twitterで言ったからもういいです。あっ、そこのX警察、インターネット老害って言わないでください。

直近はフェニックス・サンズ1択みたいな報道でしたが、ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンにもう1つチャンピオンリングを!とオールインしたゴールデンステート・ウォリアーズへ。「ウォリアーズだったら契約延長しないよ!」って生意気言ってたジミーですが、2年1億2100万ドルにて大人しく契約延長。高ない?
結局のところジミーが巻き起こした大騒動で5チーム間が絡んだビッグトレードになりました。
ゴールデンステート・ウォリアーズ
- ジミー・バトラー(MIA)
マイアミ・ヒート
- アンドリュー・ウィギンズ(GSW)
- カイル・アンダーソン(GSW)
- デイビオン・ミッチェル(TOR)
- 2025年1巡目指名権(1-10位プロテクト)(GSW)
ユタ・ジャズ
- ケニオン・マーティン・Jr(UTA)
- ジョシュ・リチャードソン(MIA)
- 2028年2巡目指名権(PHIfromDET)
- 2031年1巡目指名権(MIA)
デトロイト・ピストンズ
- デニス・シュルーダー(GSW)
- リンディ・ウォーターズⅢ(GSW)
- 2031年2巡目指名権(GSW)
トロント・ラプターズ
- PJ・タッカー(UTA→MIA)
- 2026年2巡目指名権(MIA)
- 金銭
うちのジミーがわがまま言って本当にすまんと思うのはリッチに対して。
ジミーが76ersからヒートにサインアンドトレードされる際にも巻き込まれてます。2回目です。本当にすまんでしかない。
ジミーのマイアミ・ヒートでの5年間と25試合
ヒート最高のレジェンド、シカゴ・ブルズ時代の戦友ドウェイン・ウェイドからバトンを受け取ってやってきたジミーのマイアミでの日々は本当に素晴らしいものでした。

レギュラーシーズンでの実績
- オールスター選出×2(2020,2022)
- オールNBAセカンドチーム(2023)
- オールNBAサードチーム×2(2020,2021)
- オールディフェンシブセカンドチーム(2021)
- スティール王(2021)
- マイアミ・ヒート歴代キャリアオフェンシブレーティング1位
- マイアミ・ヒート歴代トリプルダブル回数1位
2021年のスティール王に輝いた以外は目立ったスタッツもなく、怪我がちで休みが非常に多かったです。しかし名将エリック・スポールストラのシステムと効率的なプレー、勝負強さで指標オバケに。そこが評価されてのオールNBA選出でしょう。他にもカンファレンス優勝やクラッチプレーヤーオブザイヤー投票では2位と超一線級ではありませんがリーグトップクラスのプレーヤーでした。ちなみにマイアミ・ヒート歴代オフェンシブレーティング1位~4位、7位、8位がジミーです。所属期間6年で全てがトップ10入りです。
プレーオフでの実績(チーム込み)
- NBAファイナル×2(2020,2023)
- イースタン・カンファレンス・ファイナル×3(2020,2022,2023)
- イースタン・カンファレンス・ファイナルMVP(2023)
- 1999年以来NBAファイナルへ進出した第8シードチーム
- 初めてNBAファイナルへ出場したプレイインチーム
- マイアミ・ヒート歴代プレーオフ1試合最多得点56PTS
ヒートに来るまで散々ジミーは2番手3番手で輝く!と言ってた我々ジミキチを一笑に付すが如き活躍でした。ジミーがいるだけで優勝候補とか、どこぞのGOATを彷彿とさせるプレーオフ・モンスターでした。
在籍1年目からバブルでのプレーオフラン、シーズン1位ながらもイースタン・カンファレンス・ファイナルで惜しくも敗れた2022年、プレイイン1回戦で負け崖っぷちから快進撃を続けファイナルまで進出した2023年…どれも最高の思い出です。
ありがとう、ジミー。

NBA第5章はゴールデンステート・ウォリアーズへ…。
ジミーファンもヒートファンも感傷的になっている中、当の本人はGSW行きにウキウキです。この野郎。
welcome to the wild wild west 🎶 pic.twitter.com/dTh3njwWeX
— Jimmy Butler (@JimmyButler) February 6, 2025
カリフォルニアにも家があるし、BIG FACE COFFEE2号店はサンディエゴを予定してたはず。
カリーの引力とジミーのアタックは非常に合うと思うんです。ドレイモンドとは最高に仲良くなるか最高に中悪くなるかの2択な気がする。
No. 10
— Golden State Warriors (@warriors) February 7, 2025
Jimmy Butler
Golden State Warriors pic.twitter.com/gRraUX090H
ウォリアーズでの背番号は10、プロサッカー選手で親友のネイマール・ジュニア、ポール・ポグバ、元バスケットボールプレーヤーで従兄弟のマーキース・グレイソンから影響を受けているとのこと。
『Yo Dub Nation!』とか言っちゃってピースしてます。猫かぶり野郎です。どうせすぐにFワードを連発して中指を立てますよ。本当にこの野郎だよ、頑張れよジミー、いらねえって言ったDubNation達の手首をねじ切ってやれ。優勝しろよ。